AIにおけるチェーンとは?
チェーン(Chains)は、さまざまなAIコンポーネント(例:モデルやメモリなど)を統合し、それらの呼び出し順序を定義することで、ひとつの完全なシステムを構築します。ただし、n8nのチェーンはメモリ機能をサポートしていません。
n8nにおけるチェーン
n8nには以下の3種類のチェーンノードが用意されています:
- Basic LLM Chain:追加コンポーネントなしでLLMとやり取りするためのノードです。
- Question and Answer Chain:リトリーバー経由でベクトルデータベースに接続したり、「Workflow Retriever」ノード経由でn8nワークフローに接続したりできます。特定のドキュメントに対して質問・回答可能なワークフローを作成したい場合にこのノードを使用します。
- Summarization Chain:入力を受け取り、その要約を返します。
n8nのチェーンは、LangChainなどの他のツールで提供されているチェーンと重要な違いがあります。それは、n8nのチェーンノードはいずれもメモリ機能をサポートしていないという点です。つまり、以前のユーザークエリを記憶することができません。LangChainを使ってAIアプリケーションを構築する場合は、メモリ機能を簡単に追加できますが、n8nではワークフローにメモリ機能を持たせたい場合、エージェント(Agent) を使用する必要があります。ユーザーがアプリケーションと自然な会話を継続できるようにするには、この点が極めて重要です。